SSブログ

シッキムダージリン紀行③ガントク→ペリン

3月17日(金)
天気が悪い。この時期の天気ではないという。いろいろな所で気候変動の話を聞く。
朝食を済ませ、荷物を車に積んで出かけることになった。

昨日のように車の上にスーツケースを載せようとしている運転手さん。Tさんが機転を利かせて、座席が3列あるので、荷物を全部後部座席に積んで、少し隙間がある後部座席に一人が載ればいいと提案した。この後ひどい雨に遭うのでこれは素晴らしい提案だった。
この地図はガントクの観光ルート。
IMG_4724.JPG

雨の中、山道を進みGangtokの街から少し登ってBakthangfallを見た。迫力としては日本の滝の感じ。
CIMG5075.jpg


次に市内のEnchey Monastryをみた。本堂に向かう参道は高尾山の参道を思わせる。違うのは五色の祈祷旗タルチョー(チベット語:དར་ལྕོག་ dar lcog)五色の順番は青・白・赤・緑・黄の順に決まっており、それぞれが天・風・火・水・地すなわち五大を表現するという。
又、摩尼車がずらっとならんでいる。ガイドさんは「オムマニペメフム」と言いながら回すと教えてくれた。回すとお経を読んだことになるという。
CIMG5096.jpg

本堂にはチベット密教の極彩色の世界、様々な形の像が並び壁には一面に仏画が描かれていて迫力があった。
CIMG5106.jpg
2011年シッキム地震で谷側の建物が壊れた。現在復興中であるということで、手作業で土や砂利を掘り起こしていた。この手作業は、これから、あちこちで見ることになる。
このお寺の門の向かい側にはシッキム放送局の大きな電波塔があった。門前の喫茶店件お土産物屋でチャイを飲んで一休みした。
CIMG5133.jpg

雨が降ったりやんだりの天気だが、移動は車なのであまり気にならない。次に行ったDo-Dul Corten は白いストーパが目立つお寺。それを目指して上る参道の傾斜はかなり急だ。
CIMG5147.jpg
ストーパの周りにはマニ車があり、修行僧が暮らす建物もある。後ろの方にろうそくが何十本もともっているお堂があった。何か祈願したいことがあるとき、お布施を出してろうそくをいただいて立てるのだそうだ。

せっかく上った参道の坂道を下り、反対側の坂道を上るとそこはチベット学の研究所、仏像や仏画がぎっしりと並んでいる。仏像が印の形でまとめて並べてあったり、ゆっくり見れば面白そうだ。2階には仏教関係の蔵書がぎっしりしまわれていた。不思議だったのはそこにろうそくの火で回るまわり灯篭のようなものが飾ってあったこと。火気厳禁だと思うのに。

今日はペリンに向かうので、途中まで昨日来た道を引き返した。途中のレストランで昼食。右上のタンクが給水タンク?
CIMG5187.jpg

Simgtamの分かれ道で、更に険しい山道に入る。雨がひどくなり道幅が狭いので、車の右側の座席に座った人はの崖から落ちないかと心配だったそうだ。特にめったにないすれ違いの時など、結構スリルがあったそうだが、私は後部左側座席に座ったせいもあって、居眠りしてしまい気持ちよく過ごした。

ガイドさんが開店準備中のカフェを知っていて、そこで暖かいマサラティーをいただいた。趣味の良い作りのお店で、開店したら旅行者に人気が出ると思う。ティーの作り方を見せていただいた台所も清潔に整頓されていて、石炭ストーブの傍で飲んだお茶はとてもおいしかった。
元気が出たところでまた一走り。山道を登って行く。Pemayangste 山の頂上にあるホテルThe eling Mount Mandinに到着した。
出迎えの白いカタをかけてもらい、チェックイン。クラシックな雰囲気の素敵なホテルだ。みんなの部屋も隣同士で心強い。
CIMG5207.jpg
夕食後、雨も止んだようなので外に出てみると、何と満天の星空だった。オリオン座が頭上に見える。ホテルの人が「星がよく見える時は朝カンチェンジュンガがよく見える」と太鼓判を押してくれたので、翌日を楽しみに寝た。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。