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インドの結婚式2 [旅行]

11月27日
朝は5時ごろ目が覚めた。真っ暗だったが現地時間に合わせようと起きてしまった。もう一度シャワーを確認したら、お風呂場の天井近くにボイラーがあった。あちこちボタンを押してみると、オレンジ色のランプがついた。しばらくしてからお湯を出すとお湯が出た。しかし、ここはインドだ。不思議なことにバスタブと洗面台でお湯を出すために回す方向が違っていた。また、日本の2倍ぐらいのバスタブにお湯をはるのは時間がかかるのでシャワーだけにした。
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朝食は8:00からだというので、行ってみたらまだ用意ができていなかったらしく、ルームサービスにしてくださいと言われたので、茹で野菜サンドと紅茶とゆで卵を注文した。

朝食後ホテルの周りを歩いてみた。普通の商店街だが、朝早くて人通りが少ないためか、町の人の視線を感じたので早々に戻ってきてしまった。テレビもコマーシャルとドラマしかないので、空港で買った本を読み始めた。デリーなら一人で歩けるのではないかという気がしてきた。
Wifiがつなげるかどうかフロントに聞きに云ったらパスワードを教えてくれた。さすがインドのビジネスホテルだ。もどってくると、部屋が掃除中だった。入っていいというので、掃除を見学した。ボーイさんはエアコンの送風をガンガン回しながら不思議な箒で掃いている。窓が開かないのでしょうがないといっていた。それから、大きな布を巻きつけたモップをもってきて床をふき、机の上などは塵払いのようなもので掃ってくれた。ベッドにクッションを配置するのに一寸工夫していてこのほうが見てきれいでしょう?という。掃除道具はちょっとという感じだが、工夫してきれいにしてくれている。お決まりのどこから来たのかという会話から始まり、ボーイさんは手を動かしながらいろいろ英語で話しかけて来た。彼はいろいろな仕事ができるように、英語を自分で勉強しているという。そういえばフロントの仕事もしていた。彼は置いておいた枕銭をとらずにわきへよけてあったので、ありがとうと言って渡した。

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昼食もホテルで、今度は食堂に入ることができた。ドーサとヨーグルトと紅茶。
アシッシュさんから電話があった。3時ごろ友達が迎えに行く。今日の予定はヒンズー寺院に行ったあと、お嫁さんの家の近くのパーティ会場で一晩中パーティがあるそうだ。式が終わったらホテルに帰るかと聞かれたが、一応皆さんと一緒に参加すると答えた。着物は無理なので一応パーティ用の服に着替えた。
3時ごろ、また、アシッシュさんから電話がかかってきた。友達の都合が悪いので自分が迎えに行くといいうことだった。パスポートはスーツケースに入れて鍵をかけておくようにといわれた。人が多いところに行くので、持ち歩く方が危ないという。セキュリティボックスもないので、スーツケースに入れて2重に鍵をかけた。そして、お土産を大きな袋に入れて持っていく用意をした。
やがて、アシッシュさんが到着したが、そこでとんでもない提案があった。実はバイクで来ているので後ろに乗ってくださいというのだ。バイクになんて乗ったことはないし、ヘルメットもなしであのインドの街の雑踏を走るなんてと躊躇したが仕方がない。幸い黒のスパッツをはいていたので、ロングスカートをたくし上げて後ろ座席にまたがりお土産の袋を前に抱え込んだ。「ゆっくり行くから大丈夫です。心配しないでください」というが、初めは気が気ではなかった。確かに安全運転で、曲がるときにも車体を倒さないので、すぐに景色を眺めるゆとりが出てきて結構面白かった。まもなくアシッシュさんのうちに到着した。

家には親戚の人たちがたくさん集まっていた。お母さんと妹さんは美容院に行っていていなかったが、前にドバイに住んでいて英語が上手なお姉さんが迎えてくれた。サイズが合えばこの服を着てみてくださいとすごくきらびやかなバンジャビスーツを出してきた、お母さんがこの日のためにオーダーしてくれたのだそうだ。好意はとてもありがたいのだが、ど派手な色とデザインに気後れした。でも、此処はインド、郷に入りては、郷に従えで、結果的には黒いドレスよりインドの皆さんは喜んでくれたのだと思う。やがて美容院から帰ってきたお母さんと、妹さんの着ているものを見てそう思った。
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家の玄関の一角におまじないをしてその上で新郎は結婚式の衣装に着替える。手足にターメリックを塗って、ヘナで模様を描く。着替えを手伝うのは新郎の義兄、最後に新郎はたくさんのお札(さつ)でできたネッックレスを首にかける。着替えが終わると親戚の女性たちが新郎の頭の上にスカーフを広げ花弁やお札や何かの縁起物を歌いながら投げ入れていた。赤い糸をスカーフの四隅に絡めて回していく。糸が縁を表し重要なものらしい。何か日本人としてわかる。
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そのあと、新郎は白馬にまたがって、親戚の人たちと一緒に寺院まで行く。行列の先頭は10名くらいの楽団で、家族や親戚の人たちは楽団の音楽に合わせて踊りながら、15分くらい歩いて行く。市場をぬけてヒンズー寺院に到着した。冬は結婚シーズンということで、何度もこのような行列が通るのだろう、町の皆さんは特に驚いていなかった。
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お寺では全部の神様の祭壇にお参りをして回った。シバやハヌマーンの像はお馴染だったが、太陽系のすべての惑星の石板を並べた祭壇は珍しいと思ったが、ヒンズー教では一般的なものだそうだ。この周りをまわってお祈りをするのだ。本堂の入り口にある狛犬のようなライオンがかわいかった。
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この後家族と親戚の人たちはバス2台に分乗して、デリーの北方のお嫁さんの実家に向かった。私は親族じゃないけれど、言葉がわからないということを考慮してくれて、アシッシュさん一家と同じワゴン車に同乗せてくれた。渋滞したハイウェイを3時間以上かけて走ったが、アシッシュさんは観光バスのようにいろいろ解説してくれたので飽きなかった。暗い夜空に花火やサーチライトがあちこちで見える。今は結婚式シーズンだそうで、そこでは結婚式が行われているそうだ。ハイウェイの両側にもあでやかな光に包まれた建物がたくさん見えたが、すべて結婚式場だそうだ。うーん、インドの人口はやはりどんどん増えるのだろう。
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やっとお嫁さんの実家の近くのパーティ会場についた。電飾の付いた馬車と、別の楽隊が待っていた。これらを用意するのにもすごくお金がかかるのだそうだ。また、楽隊とダンスを先頭に親族が踊りながら会場に向かった。
開場の入り口には花嫁の親族が出迎えていたが、ここでもダンス、ダンス、インドの女性(男性も?)のたしなみには上手に踊れることも大事らしい。その様子をドローンが飛び回って上から撮影しているのにはびっくりした。
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会場の真ん中には美しく飾られた舞台があって両側に階段がついている。また、たくさんのブッフェ形式の食べ物や飲み物が用意されていた。アシッシュさんのお姉さんがずっとそばにいてくれて食べ物や飲み物を勧めてくれた。どんな食べ物かよくわからないし、昼食のドーサが胃にもたれていて、あまり食べることはできなかったがチーズの串焼きが美味しかった。アイスクリームも食べたがお腹は大丈夫だった。

いよいよ、新郎新婦が登場してきた。まず、にぎやかな音楽の中、新郎が一つの階段から舞台に上がる。新婦の親戚の男たちがショールのトンネルを作り、その下を新婦が歩いて舞台に近づいていく。

新郎が舞台の反対側の階段を半分降りてきて手を差し伸べる。二人で手をつないで舞台に上がり、向かい合い見つめあうと会場の人々の拍手が巻き起こる。舞台はゆっくりと回り会場の人たち全員が仲のいい二人をよく見ることができるが、本人たちは大変だろうなと思う。
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なんだか人前結婚式みたいだが、昨日はお寺で宗教儀式があったそうなので、今日は両方の親戚の人たちへの紹介の意味合いが強いのだろう。さっきのドローンがここでも活躍していて会場の様子をくまなく撮影していた。

しばらくすると会場の一角の撮影スペースに二人は移動して、親戚や招待客たちとの撮影会が始まった。インドの人たちは写真好き、席に座っていても色々な人が一緒に写真を撮りましょうとなどと話しかけて来る。英語なんだけど申し訳ないんだけど聞き取りにくい。インドなまりと日本語なまりでお互い様だが。アシッシュさんのお姉さんが英語で通訳してくれた。そのうちに私も呼ばれて撮影舞台に上がって新郎新婦と一緒の写真をとった。

若い人たちはこの後一晩中この会場でダンスをしたりするらしいのだが、子供たちや年配の人は家に引き上げる。私もアシシュさんのお姉さんたちと一緒に帰ることになった。12時も回っていたので渋滞もなく2時ごろには家に到着した。
一人でホテルに帰るのは危ないということで、みんなと一緒に止まることになった。お姉さんと、寝る場所がないと入ってきた親類の男の子が一人、同じ部屋で寝た。家には親戚たちが20人以上泊まっていたのではないだろうか.

寝る前にお姉さんは私の掌にヘナで模様を描いてくれるという。お洒落とおまじないの意味を込めて花嫁花婿はもちろん、皆さん掌に緻密な模様を描いているのだ。入れ墨みたいなので、躊躇したが一週間くらいで撮れるというので左の掌だけということで描いてもらった。彼女はとても上手で何も見ずに15分くらいで描き上げた。これは、後でインドの方たちからきれいだと何度も言われた。
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トイレを交代で使ってからベッドに入った。インドの一般的なトイレは、様式で水洗なのだが日本人には使いにくい。今回は携帯用のウォシュレットを持っていたのがとても役に立った。

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by Scottdar (2019-09-27 23:27) 

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